未来の彼らを信じてる
さてさてポートマラヤは3種のメモDがあり、それぞれに関連付けされたクエがあります。
「ブワヤの巣」は「森の中の秘密」、「闇のビョンウンゴ病院2階」は「新任看護師と病院」、「バコナワの棲み処」は「バコナワの伝説」及び「消えた住人とバコナワ」。
今回はその中から、超巨大ボスにして月を喰らう怪物・バコナワのクエをやっていきたいと思います。


※※※以下には、バコナワの伝説クエストのネタバレを含みます※※※





ポートマラヤの伝説に詳しい老人に話しかけると、


報復のバコナワ


彼は「バコナワがこの街に報復しに来る。これ以上の災いを防ぐためにバコナワを慰めなくては…」とかなり重い言葉を発しています。
何となく他所者がふらっと聞いていい話ではないような気がしましたが、聞かないことには何の解決にもならないので詳細を訊ねてみることに。
すると老人は、ここからずっと東に行ったところにある湖に住む「バコナワ」という怪物について、


バコナワの伝説


この街に古くから伝わる伝説を教えてくれます。


今から100年ほど前、息子の帰りを待つ老婆がいました。


息子を待つ老婆


その息子は「月が90回昇った頃」に帰ると言っていましたが、数百回月が昇っても一向に帰ってきません。
この月が90回昇ると言うのは、新月をカウントするのかは分かりませんが、大体90日と受け取って支障ないかと思います。
息子を待ち続ける老婆はこう思うようになりました。


月を恨まずにはいられない


息子は、月に飲み込まれてしまったのだ。だから帰ってこないのだと。
そして老婆は月を呪い始めます。
息子を奪った月に仕返しをするため、強く強く呪いました。
一方、それを知った月は酷く怒ります。そりゃいきなり息子失踪の原因にされたらたまったもんじゃないですよね。


そして月は怒り


怒った月が姿を隠すと、激しい風雨がこの街と人々を襲い始めました。
月を呪った老婆の存在を知った人々は彼女を責め、月の怒りを静めるために街から追い出そうとしました。
そして老婆は絶望し、自ら湖に身を投げます。


老婆は身を投げる


すると嵐は治まり、人々は安堵し、街は平穏を取り戻したように見えました。
しかしそこで話は終わりません。
身を投げた老婆は恨みのあまり、バコナワという龍に姿を変えました。


月と街と人を喰らう龍に


月を恨み、街の人々に失望し、その思いは歳月を重ねるほど大きくなって、月と街と人を喰らう龍になったのです。
彼女を支配していたのは怒りと復讐。
自分を捨てた月と街に対する怨念。
故に、老人はこう言います。
老婆は街の人々の利己心のせいで無残な死を遂げた。


この街の人間が慰めなくては


だからこの街の人間がバコナワを慰めなくてはならないのだと。
そして彼は、老婆が息子を深く愛し、ずっと帰りを待っていたことを挙げて、


息子の遺品で慰めれば


100年前の息子の行方を調べて、その遺品だけでも供えて魂を慰めれば、きっと静まってくれるだろうと言います。
その言葉に街の人達はざわめき、100年前の人の痕跡を調べるなんて無理だという声があがりました。
もちろんそれは老人も承知の上。
けれどやってみる価値はあるのではないか、と彼は人々に問いかけます。


我々にはその義務がある


老婆の怒りと恨みを静める方法を探す義務が、この街の住人にはあるのではないか、と。
その言葉に口をつぐむ人々。
老人は改めてプレイヤーに向き直ると、


犯した罪を償わなくては


自分達は先祖の罪を償わなくてはならないと語ります。
けれどそれを成すための力が自分達にはない。
だから助けてくれないか、と訊ねてくるのでした。
彼らの力になると返事をすると、老人は早速「石版の欠片」を自分の孫娘から受け取ってきてくれと言います。
その石版の欠片は、


息子が残した石版の欠片


損傷が酷くて原型が分からなくなってはいますが、老婆の息子が残したもの。
…あ、あれ? それを供養するんじゃだめなのかな…。
兎に角孫娘のところにお使いに…って、これは流石に街の人の力で出来ることでしょうがー(ノ`□)ノ⌒┻┻


石版の欠片を何に使う?


…石版の欠片を何に使うんだろうと言いながら、素直に渡してくれる孫娘が可愛いので良しとしました^p^
老人のところへその石版の欠片を持っていくと、


数少ない息子の手掛かり


これはすぐに必要になるものではないが、息子の足跡を辿る数少ない手掛かりの一つだと言って、なくさず持っているようそれを託されます。
そしてここからが本題。
伝説によると老婆の息子は、


片足が不自由な商人


「不自由な片足を引きずりながら木偶を売る商人」だったようです。
一応補足しておきますと、木偶は木彫りの人形のことです。ここでは「もくぐう」と読ませるのか「でく」と読ませるのか分かりませんが。
その息子が作った木偶を、


息子の木偶を持つ人


バリオ・フォレストに住んでいる人が持っているという話があるのです。
けれどそこは、老人が行くには厳しい土地。
そのため代わりに話を聞いてくるよう頼まれ、


バリオ・フォレストの移住民


引き受けると「幸運を祈る」という言葉と共に送り出されます。


バリオ・フォレストの住人のところまでやってくると、彼はバコナワが街を脅かしていると聞いて、ポートマラヤに近付けないでいるらしく、そちらの様子はどうかと聞いてきます。
ちょうどそれに関することを調べに来たので、早速商人の木偶について訊ねてみたところ、


木偶を売っていた商人?


彼は、商人ではないけれど…と何だか歯切れの悪い返事をします。
しかし鞄から木偶を取り出し、


息子の木偶


その木偶をどのような経緯で手にしたかについては昔聞いている、とその出来事を教えてくれました。


100年前のある日、


足に怪我を負った男


足に大怪我を負い、剣を杖の代わりにした男が、彼の先祖の家に倒れ込んできました。
彼の先祖がその男を治療すると、男はそのお礼に魔除けの木偶を作ってくれたのです。


治療のお礼の木偶


その後、男は足を引きずったままバリオ・マヒワガに向かっていったのでした。
彼の知る話はこれで全て。
しかしこの話において、男は商人ではなく、


商人ではなく戦士


使い古されてはいるもののとても立派な剣を持った戦士でした。
彼は「昔の話だから真実だという約束は出来ない」と言ってはいるものの、その話の食い違いには引っ掛かるところがあります。
また、彼に石版の欠片のことを訊ねてみると、


石版については知らず


それについては何も知らないようです。
今一度商人について確認をしても、男が商人だったという話は全く聞いていないのだと答え、


商品の木偶ではない


更にこの木偶も男が彫ったもので、持っていた商品をくれたという話は聞いていないと返すのでした。
これ以上は手掛かりもなさそうなので、今度は先程教えてもらったバリオ・マヒワガに息子の行方を探しに行くことにします。


続いてバリオ・マヒワガの住人に話を聞いてみることに。
ポートマラヤはやたらとフィールドに人が多いのが印象的ですね。
幸い、ここにも木偶についての昔話が伝わっているようでしたので、


バリオ・マヒワガにある木偶


早速その話を聞かせてもらうことにしました。


遠い昔、5人の剣客がバコナワに戦いを挑みました。


バコナワに挑んだ5人の剣客


巨大な怪物であるバコナワを相手に5人は健闘し、致命的な傷を与えることに成功したのです。
けれど剣客側も4人が命を落とし、1人が足に大怪我を負って、これ以上戦うことが出来なくなりました。


帰らぬ4人と負傷の1人


致命傷を負わされたバコナワは一度身を隠しましたが、人間に化けてその生き残った剣客を追いました。


人間に化けるバコナワ


足を負傷した剣客は、バコナワの脅威を遠ざけるために魔除けの木偶を彫ったのでした。
住人は「ちゃんとした終わりもない」と言いつつその昔話を終えました。
そして、何故かポートマラヤではなくこの村に剣客が残した記録があることを教えてくれます。
それを見せてほしいと頼むと、


記録の残された岩


何とその記録は目の前の岩に残されていました。
けれど大事な部分が削り取られてしまっていて、内容を確認するのは難しいと思う、と彼は言います。
すぐに岩を確認に行くと、確かに大事な部分が欠けていて、文章を読み取ることが出来ません。
でもこちらには、ここまで大事に持ってきたあれがありますよね。


岩と石版の欠片と


息子の遺品と言って渡された石版の欠片が見事に岩のへこみに合わさって、内容を読むことが出来るようになりました。
そこに刻まれていたのは剣客の言葉。


もう木偶を置くことしか


バコナワとの戦いで致命傷を受け、ここまで逃げてきた彼は、今自分に出来ることは木偶を作ってバコナワの現れそうなところに置くことだけだと、不自由な体になりながらも戦い続けていたようです。
更にバコナワが剣客を殺すため、子どもや老婆に化けて彼を探しているということもそこには記されています。
しかし彼が感じていたのは絶望ではありませんでした。
彼は、致命傷を負っているバコナワが月の力を吸収して本来の力を取り戻すまでに、100年近い時間がかかるだろうと予測しています。


バコナワが力を取り戻すまでには


当然、これまで追いかけてきた話は100年前の出来事なので、バコナワが力を取り戻すときが訪れるのはもう間もなくです。
それでも100年という時間は十分だと彼は書き残しています。


私より優れた誰かが


何故なら、再びバコナワが現れる日が来ても、自分より優れた誰かが必ずバコナワを倒してくれるから。


遠い未来の彼らを


遠い未来の人々を、彼は信じていたから。
さて、これで話の全貌が明らかになりました。


バコナワの伝説の真相


老婆は剣客を倒そうとしていたバコナワが化けていた姿で、足の悪い息子はバコナワと戦った剣客。


嘘が伝説に


そして老婆に化けたバコナワが剣客を倒すために流した嘘が、長い間ポートマラヤの人々に「バコナワの伝説」として語り伝えられていたのです。
バコナワの正体は老婆の化身ではなく、ただの凶暴な怪物。
伝説を教えてくれた老人にこの事実を伝えるため、急いでポートマラヤに戻ります。


老人はバコナワの伝説の真実を知って、


踊らされていた住人


今まで街の住人全てが怪物の嘘に踊らされていたのか…と驚きを隠せない様子。
しかし次の瞬間、もう躊躇う理由はなくなったのだから、バコナワがこの街に現れる前に湖へ行って倒さなければと老人は声をあげます。


バコナワを倒さなければ


君を信じてもいいんだな? と問われ、もちろんです!と元気よく答えると、


バコナワ湖への出入りの許可


君がバコナワの湖に入れるよう話しておくから、必ず怪物を退治してきてくれ、という老人。
ちょ、ちょっと待てちょっと待て、皆で倒すんじゃないんですか剣客に期待されてましたよポートマラヤ民\(^o^)/
そんなこちらの突っ込みも完全スルーで、


真実を探し当ててくれて


私達のために真実を探し出してくれてありがとう、とこれまでの礼を言ってくる老人=w=;
しかし、伝説が嘘だったことを受け入れられない者も多くいるだろうことを彼は懸念します。
長い間バコナワに対して深い畏敬の念を抱いていた人達にとって、すぐに考えを改めろというのも酷な話。


バコナワへの畏敬の念


彼らには事実を受け止める時間が必要だと老人は言い、例え心ない言葉を浴びせてきたとしても、どうか許してくれと頼んでくるのでした。


というわけでバコナワの伝説でした。
このクエもポートマラヤの重要クエの一つなのですが、比較的手軽に出来る長さで挑戦しやすいです。
しかし内容はなかなか濃くて、古くから語り伝えられてきたバコナワの伝説を追うという、非常に続きが気になる展開でした。
最後の岩に石版の欠片をはめるところとか、剣客の残した文章を読み上げるところとかはついつい惹き込まれてしまいます。
自分の身を危険に晒しながらも、バコナワの注意を街の人より自分に向けさせ、自分より強い戦士が現れるまでの時間を稼ぐことにも成功した剣客。
本当は自らの手でバコナワを倒したかったでしょうが、それでもそんな剣客の「遠い未来の彼らを信じている」という言葉は、彼がバコナワへの恐怖や仲間を失った絶望に打ちひしがれていたのではなく、まだ見ぬ未来の人々への希望を抱いていたことが垣間見えて、それはとても強くてとても切ないと思うわけです。
…というのはあくまで私の勝手な想像ですが、是非バコナワの棲み処の前提としてクエをこなすだけでなく、この剣客の孤独な戦いに想いを馳せてみてくださいな。


おまけ。


ちょっとどいてください…


あの、ちょっと、すいません、NPCの前に立たないでもらいたいんですが…。

[2012/09/02 14:12 ] | クエスト | コメント(0) | トラックバック(0) | page top
<<我々は、立ち向かう | ホーム | 船に守護を、彼女に花を>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://tibibear.blog6.fc2.com/tb.php/522-039bab4f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |